シーモアさんと、大人のための人生入門
イーサン・ホークが俳優としての自分に悩んでいたときに知り合ったピアニスト「シーモア・バーンスタイン」との交流から生まれたドキュメンタリー映画、彼の監督作品
ピアノの先生に薦められ本日観てきました
音楽が好きなすべての方におススメ、というより音楽映画の枠を超え、疲れたきっと多くの人の心を解してくれます
なかでも白眉はイーサンの劇団の為の、引退以来実に34年ぶりのリサイタルを記録したエンディング
NY・スタインウェイ(ご存知の通りハンブルグ・スタインウェイとは親族ブランド)のホールで行われたのだが、地下室にずらりと並んだグランドの中からそれぞれ試し弾いて選ぶシーンがお気に入り
「これだ!この和音の響きが、ほらっこんなに違う!」
(同じ仕様で造っても個体差って・・・ピアノも人それぞれ)
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アーティストとして、1人の人間として行き詰まりを感じていたイーサン・ホークは、87歳のピアノ教師、シーモア・バーンスタインと出会う。バーンスタインの漂わせる安心感やピアノ演奏に魅了されたホークは、バーンスタインのドキュメンタリー映画を撮ることを決意する。50歳でコンサートピアニストとしての活動をやめ、以後40年近くの人生を「教える」ことに捧げ、けっして平穏ではなかったバーンスタインの人生が、ピアノの旋律とともに繊細な言葉で語られていく。