旅行日記の体裁をとった「
ノルウェイの森」前後の創作記録ともいうべき。
この出だしを読むと、今もまたあの異国の地へ連れ出してくれ、まるで自分が創作旅行を続けているかのような錯覚に…
単行本をみつけて是非。
「ある朝目が覚めて、ふと耳を澄ませると、何処か遠くから太鼓の音が聞こえてきたのだ。ずっと遠くの場所から、ずっと遠くの時間から、その太鼓の音は響いてきた。とても微かに。そしてその音を聞いているうちに、僕はどうしても長い旅に出たくなったのだ。」
とか言いつつ、美味しい魚の宝庫地中海の民、やっぱり万国共通「七輪」で焼いて食べていたなんて話もあったりね…
- 価格
- 1,456円
- 発売元
- 講談社
- 人名
- 村上春樹 著